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とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひとは
あせもや虫さされ、かき傷、すり傷、湿疹などで、かき壊した傷口からばい菌が入りこんで水ぶくれができます。それが簡単に破れてほかの場所に次々に「とびひ」してどんどん広がっていきます。
症状
水ぶくれができていたり、ジクジクしていたりします。かゆみが強く、ばい菌がいる場所をかくと、爪に菌がついて、他の部分にも菌が広がっていきます。「虫刺されのあとがいつまでもかゆく、ジュクジュクして、なんだかいろいろなところにうつって増えてきた」という症状は、とても疑わしいです。
治療
- 抗生物質の飲み薬と塗り薬で治療します。(ごく初期であれば、抗生物質の塗り薬のみで治ることもあります。)患部を1日3回はシャワーで洗浄した後、抗生物質を塗ります。
- 集団生活での接触感染を防ぐためと、患部をかき壊さないようにするために患部をガーゼで覆うこともあります。
- かゆみを抑えるために、抗ヒスタミン剤を飲むこともあります。
家庭で気をつけること
- 保育園、学校:患部をガーゼで覆うなど、こどもが直接ふれないようにしましょう。数日休ませたほうがよいこともあります。
- 入浴:シャワーやかけ湯のみで、湯ぶねにはつからないようにしましょう。
- プール:完全に治るまでは、絶対に入らないようにしましょう。
予防
- 入浴やシャワーで皮膚を清潔に保ちましょう。
- 爪は短く切り、外出後や遊んだ後は手をよく洗いましょう。
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